メルカリでブランド品を出品/転売する際の注意点10【完全版】削除＆出品停止回避！

日用品からファッションまで不用品の個人間売買に大活躍のメルカリ。

ブランド品の売買も活発で、カテゴリも多数用意されているものの、「高額なブランド品の売買はクレームやトラブルも多いのでは？」と感じている人も少なくないようです。

安い商品に比べ、ブランド品だからこそ注意すべき点がいくつかあるので見ていきましょう。

この記事で分かること

メルカリでブランドを出品する際のマスト条件

メルカリでブランド品を出品／転売するなら、一度はメルカリの利用規約に目を通しましょう。

小難しそうなのはちょっと…と思われる方も多いかもしれませんが、商品ページの削除、出品停止等のペナルティに関する記述もあるので一読しておいて損はありません。

そのうえで、今回は特に知っておくべき内容を５つに絞ってお伝えします。

条件１：コピー品（偽物）でないこと

メルカリでは、コピー品（偽物）の出品を禁止しています。

偽ブランド品、正規品と確証のないもの

メルカリガイド　禁止されている出品物

違反を繰り返すと、最悪の場合アカウント削除にまでなり得るので気を付けましょう。

コピー品が多く出回っているカジュアルブランド（オフホワイト、クロムハーツ等）もありますので、そういったブランドはより注意を払いたいところ。

転売目的であれば、コピー品が多く出回っているブランドの取り扱いは避けるほうがベター。

条件２：無在庫販売でないこと

無在庫販売についても、禁止事項として明記されています。

手元にない商品の出品やECサイト等から直送すること

メルカリガイド　禁止されている出品物

電脳せどりをされている方は特に注意したい項目です。

• 通販サイト（EC）からの直送
• 商品が購入されてから急いで仕入れる

といった行為はNGです。

無在庫販売は、リスクも少なく人気の手法ではありますが、メルカリでは禁止されているので行わないようにしましょう。

条件３：盗品でないこと

「誰かから奪ったり、盗んできた物を売ってはいけない」これは、当たり前ですね。

盗品など不正な経路で入手した商品

メルカリガイド　禁止されている出品物

気になるのは以下の記述。

• 化粧品などのテスター、試供見本品
• 一般的な経路では市場に流通し得ないもの
• 出品内容から盗難・拾得・横領したと判断されるもの

出品内容からも判断されることがあり得るようです。

画像も商品説明分も極端に情報量が少ないと目をつけられそうなので気をつけたいですね。

条件４：知財関係の権利を侵害していないこと

知的財産権とは、

• 著作権
• 商標権
• 意匠権

等の総称です。

知的財産権を侵害するもの

メルカリガイド　禁止されている出品物

具体的には

アニメのキャラクター／既存のデザインを勝手に使用し、ハンドメイド作品や同人誌を作って売る
模倣品を作ったり売ること
違法に焼き増しされたCDやDVD　など

曖昧な部分もあったり、素人では判断に困ることもあります。

不安な点があれば、メルカリに直接問い合わせてしまうのもあり。

メルカリの規約には、他にもパブリシティ権や不正競争防止法違反についても記載がありました。

知的財産権を侵害するもの（禁止されている出品物）

条件５：短時間での大量出品でないこと

出品禁止項目に直接の記載があるわけではありませんが、大量出品することで、一時的に利用制限がかかったという話を聞いたことがあります。

メルカリは個人間売買を目的としたフリマアプリ。

業者的な動きはあまり好ましく思っていないのかもしれません。

• １日の間に何度も複数出品する（何十という単位で）
• 自動出品ツールで間を空けずに出品

上記のような行為は、不自然な出品行動になるので行わないようにしましょう。

メルカリでブランド出品/転売する際の注意点【商品画像編】

違反がないことを確認したら、実際にブランド品をメルカリに出品する際の注意点を具体的に見ていきましょう。

• 商品画像編
• 商品紹介文編
• 梱包発送編

の３つに分けご紹介します。

ピンボケしていないか確認

メルカリは、AIと目視の両方で、不適切な出品や取引がないか取り締まっています。

ピンボケした写真を載せていると、引っかかる可能性が。

よくあるのは、スマホのカメラレンズが汚れていることで白く写り見えづらくなってしまう状況です。

撮影する前にレンズをキレイな布で拭き取ることで解消できます。

いつも白く写ってしまうと不思議に思っていた方はカメラのレンズをチェックしてみるといいでしょう。

また、iPhoneやスマホのカメラは一般的には接写しようとするほど、ピントが合いにくくなります。

スマホのレンズ部分に後付けできるマクロレンズを用意するのもいいと思います。

数百円～数千円で購入できるので、ブランド転売を考えている方は１つ用意しておいて損はないでしょう。

上限枚数まで掲載　

メルカリは、現状は10枚まで画像を掲載できます。

画像枚数が多いほど、ユーザーも購入の検討がしやすいはず。

商品画像はもちろん、

• ショッパー（ブランドショップの紙袋）
• 布袋
• 化粧箱
• 特典（ノベルティ）
• ギャランティカード
• 領収書

など付属品があれば、同梱できるものを全て集めて撮影するのもいいでしょう。

実物の商品画像を用意

実物の商品画像も掲載必須です。

中古ブランド品であれば、商品の状態を把握するのに欠かせません。

状態の良し悪しや受ける印象は主観的。

トラブル防止の観点からも、必ず実物の写真を掲載するようにしましょう。

新品の場合、公式ショップから画像を引用しているケースも見受けられます。

が、新品の場合も、必ず実物を撮影しましょう。

• タグがついているのか
• 包装は一度も開けていない（未開封）なのか

ユーザーは気になっています。

実物画像がないと、メルカリから無在庫販売を疑われる要因にもなり得るので要注意。

シリアルナンバーなど重要な写真を接写

• シリアルナンバー
• 金具、留め具
• 持ち手の縫製
• ブランドロゴ

は本物と偽物との区別、判断材料となります。

ユーザーとしても画像を確認することで安心感につながるはず。

シリアルナンバー／製造番号、ブランドロゴについては、メルカリも撮影するよう推奨しています。

ブランドバッグ出品時の注意点

商品の状態が分かるよう多角的な構図で撮影

商品全体の画像
バッグ内部／財布の小銭入れ部分
角擦れの有無が分かる写真
底や鋲、金具・ファスナー部分
取っ手や引き手部分
ダメージがあるのであれば、ダメージ部分
サイズ感が分かる写真（メジャーで計っている風景、スマホやA4資料との対比）
シリアルナンバーやブランドロゴ
付属品の写真

10枚に収めなければいけないので取捨選択が大変ですが、バランスよくまんべんなく用意しましょう。

メルカリでブランド出品/転売する際の注意点【商品紹介文編】

商品の状態を正しく記載

• 新品なのか？
• 中古であれば、ダメージの度合い
• 使用頻度が分かるのであれば使用頻度
• ダメージ箇所の明示
• カラー
• 型番
• サイズ

を一通り記載しましょう。

中古のブランド品を出品／転売する際には、クリーニングやリペアのスキルを向上させ美しく仕上げたいところ。

あるいは、どうしても修復できないダメージがあるのであれば、写真や画像でしっかりと説明をしておくことが大切です。

商品ページと手元に届いた商品とを見比べて、ネガティブなギャップ（思っていたよりくすんで汚れていた、シミが目立つなど）は不満感を募らせる原因に。

可能な限りキレイにしつつ、包み隠さず伝えておくのがトラブル防止のカギです。

ちなみに、サイズもユーザーからの質問が多い項目。

例えばバッグであれば…

マチのサイズ
A４が入るか
どれくらいの容量が入りそうか

をざっくりとでも書いておくと親切でしょう。

購入先を明記する

入手ルートや購入時期も明記するようメルカリのガイドラインにも記載がありました。

(1)入手ルート/購入時期

具体的な入手ルート/購入時期を商品説明文に記載しましょう。

「領収書」や「保証書」をお待ちの場合は、併せて鮮明な画像を掲載しましょう。

どこの店舗でいつ頃購入したかといった情報がしっかり記載されていると、購入される方の安心感につながります。

ブランドバッグ出品時の注意点

• 誰かからのプレゼント、譲りもの
• オークションサイトで入手
• フリマアプリで仕入れた

いずれの場合も正直に記載しましょう。

前持ち主の購入場所や時期が分かっているのであれば合わせて記載を。

例えば

①新宿高島屋で購入したのちフリマアプリに出品されていたものを購入
②真贋鑑定済みのブランドショップ通販サイト／ワンシーズンの使用

リペア品ならその旨記載

中古のブランド品の部品やレザーを修理してから販売するのが、「ブランドリペア転売」

もし、リペアした商品なのであれば、その旨も明記するようにしましょう。

コーティングや撥水についても触れておくと、親切。

メンテナンス方法（メンテナンスフリーであればその旨）が分かっていれば購入する側も安心ですよね。

例えば

１）革の保湿、コバの補修、金具のメッキ加工を行いました。
２）革全体のクリーニング、防水加工を実施
３）表面と内部のクリーニング施工済み。防臭殺菌処理も行っております。

付属品について

付属品とは

• ショッパー（ブランドショップの紙袋）
• 布袋
• 化粧箱
• 特典（ノベルティ）
• ギャランティカード
• 領収書
• バッグのショルダー部分
• タッセル

などのこと。

ブランドのショッパーや化粧箱の有無を重視するユーザーも一定数おり、付属品の有無で価格が変わることもあります。

「何が付属しているのか？あるいは付属していないのか」記述するようにしましょう。

返品に関する規定

メルカリやヤフオクでは、高額なブランド商品に関しては返品保証を設けている出品者がほとんど。

「真贋鑑定が済んでいる／正規品である」と書かれていても、不安を覚えるユーザーもいます。

少しでも不安を払拭し購入してもらいやすくする狙いからです。

まれに、ブランド品の「すり替え」を行ってくる悪質ユーザーもいるため、対応期間は区切る必要があります。

すり替え詐欺対策について解説しています

メルカリでのブランド品販売は梱包発送にも注意したい

1,000円2,000円の商品と違い、高額なブランド品は、梱包・発送手続きにもしっかりと気を配りましょう。

購入者も、「ブランド品が届く♪」とワクワクした気持ちで待っているはずなので、第一印象で期待を裏切らないようにしたいですね。

梱包方法について

• リサイクルの梱包材や段ボールを利用
• ガムテープをベタベタ貼り付けられた雑な梱包方法
• 無理やりぎゅうぎゅうに押し込められていた

↑こんな状態で送られてきたらどうでしょう？

受け取った第一印象で残念な気持ちになるはず。

自家用のものを一度だけ販売するのならいいのですが、ブランド転売を考えている方は、新品の段ボールや梱包材も必要経費と割り切って用意しておくと◎

送料をケチろうと、小さめの箱に押し込むのもNG。

型崩れしないよう、中で動いて傷つかないよう、なるべく箱のサイズを合わせつつ、迷ったらワンサイズ上の段ボールを選ぶと間違いないです。動く用であれば、緩衝材を多めに入れて固定すればOK。

発送手段について

高額商品を送るので、追跡と補償がある配送方法を利用するようにしましょう。

追跡・補償ありの発送方法

• らくらくメルカリ便
• ゆうゆうメルカリ便
• ゆうパック
• 書留・簡易書留
• ヤマト運輸の宅配便／ヤマト便
• 佐川急便の飛脚便

匿名配送にもできる「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」いずれかを選択しておくのがベター。

なるべく１～２日中には手続きすると喜んでもらえます。

「24時間以内に発送している出品者」という表示もされるようになります。

取引メッセージについて

メッセージのやり取りも、梱包同様気を配っておくと、何かと安心です。

発送時に、「商品到着は明日のお届け予定です」と伝えるようにするのも◎

というのも、ユーザーとの間で何かトラブルがあった際に、メルカリ運営事務局の人がメッセージ履歴を見るからです。

それまでのやり取りが迅速丁寧なものであれば、意見の食い違いが生じていても、一方的に「悪者扱い」はされないはずです。

出品者プロフィールの充実

最近は、商品ページをみた後に出品者ページを見る人も増えています。

特に高額な商品となると、

「過去に悪い評価がついていないか？」

「悪い評価がついていたとしたら、何が原因なのか？どんなトラブルだったのか？」

「この出品者から購入して大丈夫そうか？」

「他にどんなものを出品している（過去していた）んだろう？」

とユーザーが出品者プロフィールを見に来る可能性が高いです。

そのため、日ごろから丁寧な対応で高評価を集めるのはもちろん、出品者プロフィール文も設定しておくのがおすすめです。

例えば　※ブランド転売を行っている場合を想定

まとめ：高評価を集めてメルカリアカウントを育てよう

ブランド品であっても、メルカリでの基本的な出品方法や流れは他の商品と同じです。

ブランド品出品ならではの

といった点には注意しましょう。

発送時も

といったことを心がければOK。

• 何度かやり取りがされていて評価も良好
• 商品の説明文や画像も充実
• 取引時もスムーズ（発送の速さ、メッセージの丁寧さ）

であれば、基本的には問題ありません。

実績があるほど、メルカリ側からもユーザーからも信頼感を得られるはず。

購入してくれた方の満足度も高めつつ、取引件数を増やしていくことでメルカリアカウントを育てていきましょう。