ブランドリカラー(リペア)転売で仕入れを行い、利益を上げた商品
「オールドコーチ ミニショルダーバック」になります。
「Before&After」をご紹介します。
【仕入れたブランド商品のダメージの状態】
状態は、全体的に色落ち、すりキズがあり、ブランド品でよく見かけるダメージ商品です。
後ろ側に接着剤の跡があります。固着した接着剤を剥がす必要があります。
【仕入れた商品の特徴】
全体的にダメージはひどかったものの、破けていたり、型崩れもしていないものですので、リカラー(リペア)するには向いています。
また、ミニバックなので、塗る範囲も非常に少なく、作業時間も短く、あっという間に完成する商品です。
形が整っているダメージ商品は、新品同様の仕上がりになります。
Before(表面)
After(表面)
Before(裏面)
After(裏面)
Before(内側)
After(内側)
After(底面)
After(側面)
【リペア方法】
リペア方法として下記作業を行います。(目安時間)
①全体的にクリーニング(5分)
②染色作業(50分)
④色止め(5分)
作業時間トータル約60分
染色する際に使用した塗料・溶剤は一般的に出回っている市販品を使用していません。
- コロンブスのアドカラー
- サフィールのレノベイティングカラー
- M.モウブレィの補色クリーム
- リキテックスのアクリル絵の具
の補色剤、補修クリームは全体的なリカラーには不向きなうえ、品質低下にも繋がるのでこちらでは使用していません。
リカラー商品販売実績
仕入れ価格 | 2,300円 |
販売価格 | 15,500円 |
販売手数料 | 596円 |
送料 | 530円 |
梱包材・溶剤代 | 500円 |
利益 | 11,574円 |
利益率 | 75% |
リカラーオススメ度(MAX★5段階中)
初心者にオススメ度 | ★★★★★ |
センス(技術) | 不要 |
作業時間 | 60分程度 |
エアーブラシの使用 | 有り |
エアーブラシ作業の技術 | 不要(簡単) |
染色作業 | 簡単 |
総合評価 | ★★★★★ |
【市販品を使用しない理由】
アクリル樹脂を使用している市販品だと塗った感、革質の劣化、ひび割れ、剥がれ、色落ちなどの欠点が起きやすくなります。
市販品でリペアを行うにしても、オールドコーチなどのわずかな範囲の商品しか仕入れができないため、仕入れ商品の取り合い合戦になることが明らかです。
タンナー(皮革工場)が採用しているカラー溶剤を使用することで、塗った感のない商品に仕上がり、仕入れの幅もかなり広がります。
実際に染色動画を見たい方はこちらから↓
まとめ
全体的にダメージがありましたが、新品同様に生まれ変わりました。
接着剤を剥がす手間がかかりましたが、仕入れ値が2,300円とかなり安く仕入れられ、高利益だったので問題なしです。
バックのサイズも手のひらサイズなので、手間なく「作業時間60分程度」で完了しました。
塗る範囲が少ない物のメリットとして
☑作業の手間がかからない
☑塗料・溶剤代を最小限に抑えられる
仕入れ値に対して、約6~7倍の値段で売れました。